人はどれくらい起きていられるのか 3

ラブランドなどはロールシャッハ・テストを用いて、その被験者が断眠すれば幻覚を起こすかどうか予言できるといっています。


・・・以上は量的変化ですが、断眠がひ錯覚から幻視、幻聴、被害妄想、関係・心理的変化その他多数のこの種の実験があります。


一まとめにしてみると、断眠によって生じる精神的変化のうちで、1番目立つのはやはり意識状態の変化です。


はっきりした目ざめの状態を保つのが困難になり、睡気、短時間の放心、半睡半夢などをきたし、それに1致して脳波の律動異常を起こします。


脳波に関しては、羽毛 布団 販売をしている会社による実験などの種々の報告がありますが、たとえば72時間の断眠までが報告されています。


またある博士らは、断眠が心身のストレスとなって、潜在的な分裂病を誘発することすらあると主張しています。


断眠による生理的変化は、その断眠の程度および個体差によってさまざまです。


一般にいろいろの生理機能は最初のうちは正常の範囲内であって、断眠がすすむにつれて次第に変化するのです。


人はどれくらい起きていられるのか 2

開眼時間にもα波が連続して現われたり、半醒状態の時には一過性に高振幅の徐波が出たりするのです。


このような脳波の変化にもかかわらず、被験者は


「自分はしっかりしています。意識ははっきりしています」


・・・と言い張って、その意識水準の低下を否定するのが特徴的です。


つまり断眠時の意識状態と自己判断は、正常唾眠者とちがって微妙なズレを起こしているのです。


(そこで断眠者の精神状態は、これを単に被験者に対する問診だけではきめられず、何らかの客観的検査によらなければ誤りを冒すことになるでしょう)。


心理学的検査では、連続加算(クレペリン・テスト)、反応時間、判別、記憶記銘などの各種のテストに、一般に共通の傾向がみられます。


それは、短時間のテスト値は正常または正常に近いのですが・・・


検査時間が長びくと羽毛 フトンを見ただけで睡気の発作や放心状態に伴って反応の脱落や錯誤が生まれ、成績が悪くなることです。


人はどれくらい起きていられるのか

正しく睡眠-覚醒のリズムをチャンと保ちながら起きつづけることのできる限界は、1桁の数字の加算を一定時間連続して行ない、その能率によって精神作業力をみるものです。


フリッカー・テストは、光を変化的に断続させて、それを連続光と見るか、断続光と見るかの弁別力を調べます。


その装置の一例があるのですが、断続回数を漸減していき、ちらつきが見えはじめる回転数をもってフリッカー値とするのです。


一般に脳幹謂様体の刺激によって大脳皮質の活動水準が上がるとフリッカー値は高まり、反対に疲労によってその活動水準が下がるとフリッカー値も低下するのです。


脳波を調べたミトニクとアーミントンの報告によると、α波が減少し、時には全く消失するのです。


また「逆説α波」なる現象がみられます。


すなわち、「正常時ならばα波をブロックするはずの朝が逆にα波を引き出す」のであって、これは睡気におちいった被験者に刺激が茄わると、正常の安定した覚醍に似た状態に引きもどされることを示しています。


このように羽毛 ふとんでの睡眠の実験にはさまざまなものがあります。


睡眠のメカニズム

Kl複合波は、このステージ2で感覚刺激をあたえれば簡単に誘発することが出来ます。


ですから睡眠脳波の検査をしている時に、被験者がある程度眠ったと思われたら、軽い音などをたててこの波が出現するのを確かめます。


感覚刺激が強すぎると、被験者は覚醒してしまいます。


ですからこのKI複合波は、外来刺激に対する、眠っている人の応答であろうと考えられています。


イビキ・歯ぎしり・寝言。


このステージ2では、イビキや歯ぎしりなどの異常現象がみられます。


寝言もこのステージ2で起こることが多いのです。


レム睡眠の時期にも寝言がみられますが、レム睡眠の時の寝言は、感情がこもっているといわれています。


瘤波(ハンプ)。


またステージ1の末期からステージ2にかけては、このKI複合波の前半の部分である徐波だけが出現し、これを瘤波(ハンプ)と呼んでいます。


さらに羽毛 布団によって睡眠が深くなると、ノンレム睡眠ステージ3となってきます。


ステージ1と2は浅い睡眠と考えられ、ステージ3と次のステージ4は深睡眠といわれます。

レム睡眠とノンレム睡眠 2

第1は、脳波が浅い睡眠時(睡眠ステージ1に近い状態)と同じような状態にあり、第2に急速眼球運動(おもに水平方向)がみられること。


第3番目は抗重力筋(一般には願筋の筋電図を記録しています)の筋放電が消失している、ということです。


レム睡眠の判定は、この3つの特徴によっておこなわれます。


ノンレム睡眠は、浅い睡眠であるステージーからステージ4の深い睡眠まで、4つの段階にわけられています。


覚醒状態では、脳波は9から12ヘルッのアルファ波が多くみられ、東洋羽毛工業による筋電図ではかなり高いレベルで持続的に出現し、時々速い眼球運動とまばたきが出現します。


ノンレム睡眠のステージ1では、比較的低電位の、さまざまな周波数の脳波が出現してきます。


アルファ波はほとんど消失し、外見上はウトウトしている状態であり、傾眠(刺激で意識を回復するが、すぐ意識が混濁してしまう状態)といった状態です。


ステージ2では、脳波は中等度振幅の不規則な徐波とともに、2つの特徴的な波形がみられます。


その1つは、12~14ヘルツの紡錘波(スピンドル)とよばれるものです。


もう一つはKI複合波といわれるものです。


・・・これは外界からの感覚刺激(たとえば拍手など)で出現する大きな徐波と、それに続いて起こる14ヘルツ前後の速波とからなっています。

レム睡眠とノンレム睡眠

今日はレム睡眠とノンレム睡眠についてl。


このレム睡眠の発見は脳波の発見にもまして、睡眠研究の発展に一段と拍車をかけることになったのです。


レム睡眠という名称は、急速眼球運動のみられる眠り、ということで、その頭文字のR・E・Mをとってつけられたものです。


このレム睡眠は、脳波が覚醒波に近いことから"賦活睡眠"といわれたり、脳波と睡眠深度が一致しないことから"パラドキシカルスリープ"は"パラ睡眠"と名づけています)とも呼ばれていました。


しかし、最近では国際的にもレム睡眠で統一されてきました。


レム睡眠が発見されてからは、睡眠の研究には脳波だけでなく同時に眼球運動、筋電図、呼吸運動などを記録することが必要となります。


これらを同時に記録したものをポリグラフィといいます。


羽毛 掛け 布団で一晩経過をみる場合には、終夜にわたってこのポリグラフィを記録するわけです。


最近は機械も改良されてきて小型で便利なものもできています。


レム睡眠にはポリグラフィ上3つの大きな特徴があります。


徐波睡眠

今日は徐波睡眠について。


睡眠が深くなるにしたがって、周波数のおそい波(これを徐波という)が多くなり、眠りが浅くなってくると徐波が少なくなって、覚醒時に近いパターンになってくる、ということがはっきりしてきたのです。


これで睡眠と脳波の研究は一段落したかたちとなっていました。


・・・ところが、脳波と共に睡眠中の目の動きの研究をしていたアメリカのクレイトマンとアゼリンスキーは、睡眠中に急速な眼球運動が起こり、その時期の脳波が、浅い睡眠期のパターンであるにもかかわらず目覚めにくい・・・


という状態を発見したのです。


これが1953年のことですからまだ60年前の出来事です。


この睡眠は、それまで考えられていた睡眠とは質的にも異なることが段々とわかってきました。


その結果、羽根 布団 通販での睡眠には"レム睡眠"と"ノンレム睡眠"の2つの種類があることがはっきりしてきました。


布団の未来

綿屋という業者が本業を廃止して、副業であった寝具の二次製品の販売店、つまり寝具商店に転向しつつあるわけです。


もしこの現象がさらに拡大してくるならば、われわれの家庭にある寝具の木綿ワタは、いつかは廃業せざるを得ないことになるでしょう(木綿ワタの打ち直しは2年に1度が理想とされています)。


・・・してみるとこの現象は単に業界の一角における異変というのみではなく、風俗史上看過ごしえない問題点となる可能性を多分にはらんでいるのです。


以上にもっぱら羽根 布団の面について述べたのですが、敷ぶとんの方面にもほぼ同様の現象が現われています。


従来の敷布団に代わるものとして、合成ゴムのマットレスとかフォーム・ラバーと銘うった製品があらわれたのは昭和25、6年頃でした。


前にあげた市場調査の結果でも、保有率12パーセントとあって、下敷夜具のみを対象とすれば、すでに4人に1人がこの種の製品を使用していたことになります。


この新製品は何よりもまず弾性復元力にすぐれており、したがって打ち直しはもとより、被に干す必要もないという利点が買われたものです。


しかし、使用の結果はかえって寝疲れするという反省があり、学界からもいわゆるフワフワ・ムードに対する警告があって、目下のところ一つの転機に立ち至っているようにもみうけられます。


今ひとつ、畳そのものにも「化学畳」という新製品の出現があります。


これは昭和40年ごろから一般市場に出回ってきたもので、畳表と縁(へり)とは従来と同じですが、床(とこ)が違っています。


従来の畳床は藁を素材としていましたが、化学畳は合成繊維板と発泡体(はっぽうたい)のスチロール樹脂を配合したもので、軽く(従来の畳の4分の1程度)、耐火性があり、湿気やほこりを吸わないといった利点があるといいます。


畳は近世にはいってから寝具としての役割をフトンにゆずったわけですが、畳が日本住宅でどの程度の利用度を保っていくかは、将来の住宅構造あるいは生活様式に重大なかかわりがあります。


ひいては未来の寝具史にもかかわりがある以上、畳の行方も決して軽視すべきでないと考えています。

綿屋という業者

洋ふとんの側は、最初からふとんの素材として織られ、もっぱらその用途を目指してデザインされたものです。


その結果に著しい相違が現われるのは、むしろ当然のことといってよいでしょう。


この洋ふとんが誕生したのは昭和30年前後のことでしたが、現在では市場における既製品の大半を占有し、その面でみる限り現在はあたかも洋ふとんの時代といった観を抱かせます。


しかし、これはあくまでも都市社会における二次製品の店頭風景にすぎないのです。


全国的にみた家庭での保有率という点では、またまだ従来の綿寝具が根強い力を発揮しています。


昭和37年度に東京都と青梅商工会議所が関東の五県十都市の消費者を対象として実施した市場調査の報告によると・・・


木綿小幅夜具42パーセント、銘仙夜具24パーセントに対し、洋掛ふとん7パーセントという保有率が現われています。


これは掛ぶとん、敷ぶとんを含めた総合の比率です。


掛ぶとんだけを対象とした場合には、恐らくこの倍に近い指数が現われることになるのでしょうが、それにしてもその保有率は7人に1枚の割合にすぎないことになります。


その後の20年間に、この比率は洋ぶとんに有利な方向に進んでいることは疑いありませんが、大勢をくつがえすにはまだ多少の時間が必要でしょう。


したがって一部のジャーナリズムに唱われているような「寝具革命」があるとしても、それはまだ将来のことに属することになります。


しかし、現在われわれの当面しつつある問題に、高級 羽毛 布団などの綿寝具業者が古綿の打ち直しを廃業しつつある現象があります。


かつては綿屋なる業者があって、それが寝具の加工や販売を兼業するものでしたから、古綿の打ち直しは、じつに綿寝具業者の本業であったはずです。

寝具革命の実態

第二次世界大戦の後で、日本の寝具史は再び大きな変革期に直面することとなりました。


そして、その現象はまず素材の面から動きはじめたのです。


掛けぶとんの面についてみると、最初は化繊ワタ、ついで合繊ワタを従来の木綿ワタに代えて使用するこころみが突破口でした。


これらのワタは、木綿ワタにくらべてやや割高ではありましたが、何よりも軽くて、ちょうど高級な布団 羽毛のような感触をあたえる強味があったのです。


初期には吸湿性や保湿力という点では多少の難点があったのですが、弾力性(弾性復元力)が常に一定しているため、木綿ワタの場合のように定期的に打ち直しをするという必要がほとんどないという利点がありました。


一方、これらのワタを包む「側(がわ)」(外被)についてもまた、化学繊維や合成繊維が使用されましたが、それらは絹のような肌ざわりと、木綿よりも高い強靭性を特色としていました。


・・・と同時に、それは織布の当初から、ふとんの寸法に合わせて生産することもでき、加工の工程においても、キルティングによって側(がわ)と中味とを定着させるという、綿(めん)ぶとんは全く違った方法がとられたのです。


この新製品は、従来の蒲団と区別されるため、洋ふとん、洋式掛ふとん(洋風)の名で呼ばれてきたのですが、この名称が与えられた理由は、その素材面の変革と共に、そのデザインの著しい変容のためでもあったと見てよいですしょう。


つまり、古来の蒲団は、もともと着物(呉服物)のために生産された「反物」を応用してつくったものが多く、そのため、その布の幅もデザインも、和服の形姿を前提として決定されてきたものです。